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論文

JMTR1次冷却水中の放射性ヨウ素の放出源

山本 克宗; 横内 猪一郎; 比佐 勇; 米澤 仲四郎; 中山 富佐雄

日本原子力学会誌, 29(8), p.717 - 723, 1987/08

 被引用回数:1 パーセンタイル:19.35(Nuclear Science & Technology)

JMTRの定常運転時には、1次冷却水中から常に微量の放射性ヨウ素が検出されている。この放射性ヨウ素の放出源を明らかにするために、定常運転時の測定データを検討し、また主な炉心構成材料中の不純物ウランの分析を行った。放射性ヨウ素濃度は炉心のベリリウム枠の交換に伴って変動していることがわかった。炉心構成材料の分析の結果、ベリリウム中から10~42ppmbのウランが検出された。この不純物ウランからは実測値に近い濃度の放射性ヨウ素が生成することが計算により確認された。これらのことから、1次冷却水中の放射性ヨウ素は主としてベリリウム中の不純物ウランから放出されていると考えられる。

論文

活性炭素繊維を用いた空気中放射性ヨウ素モニタリング用フィルタの開発

加藤 正平; 箕輪 雄資; 村田 幹生; 原田 康典; 石崎 信男*

保健物理, 21, p.9 - 15, 1986/00

空気中の放射性ヨウ素モニタリング用活性炭繊維フィルタの開発のため、表面積、細孔径などの異なる数種類の活性炭素繊維についてヨウ化メチル捕集特性を調べた。そして、これらの結果をもとに6wt%TEDA添着活性炭繊維を用いた外径60mm、厚さ4mmのヨウ素モニタリング用フィルタを試作した。これは外力に対して強く活性炭素繊維の飛散がない。通気抵抗は従来の活性炭含浸濾紙の1/14であり、ヨウ化メチル捕集効率は湿度90%、流量率50l/min、60min捕集した場合、68%で、これは活性炭含浸濾紙の約7倍である。さらに、施設排気の放射性モニタリングに適用して、その有用性を実証した。

論文

JMTRにおける試験用中濃縮燃料の照射試験; 水中のFP核種測定による燃料の健全性の確認

山本 克宗; 板橋 行夫; 稲田 征二; 横内 猪一郎; 比佐 勇; 中山 富佐雄

日本原子力学会誌, 28(5), p.425 - 427, 1986/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

JMTR用燃料の中濃縮化計画に基づき、昭和58年度に製作した2体の試験用中濃縮ウラン燃料要素(以下MEU燃料)をJMTRの炉心に装荷して照射試験が行われた。照射中および照射後のMEU燃料の健全性を確認するために、1次冷却水中の放射性ヨウ素の測定およびショッピングテストを行った。照射試験中には1次冷却水中から微量の放射性ヨウ素が検出されたが、その濃度は通常運転時と同程度であり、また照射期間中にその濃度が異常に上昇することもなかった。シッピングテストでは水中からFPが検出されたが、比較のために行った標準燃料要素および燃料以外の炉心構成要素についてのテストでもMEU燃料の場合と同程度のFPが検出され、MEU燃料には異常のないことが確認された。これらの測定により、MEU燃料の照射中および照射後における健全性が確認された。

論文

日本人の甲状腺における放射性ヨウ素の生物学的半減期に関する考察

甲斐 倫明

保健物理, 18(1), p.3 - 10, 1983/00

現在、放射性物質の体内被曝線量評価に用いている代謝データは欧米における標準人の値である。海産物などのヨウ素含有量の多い食品を摂取する習慣のある日本人のヨウ素代謝は欧米人とは異なる。長半減期核種である$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{9}$$Iによる被曝評価に際して重要となる日本人の甲状腺における放射性ヨウ素の生物学的半減期について考察した。日本人と欧米人のヨウ素代謝の相違は、安定ヨウ素摂取量の違いによって甲状腺に移行し有機化したヨウ素がホルモンの生成に関与せずに、無機ヨウ素の形で血中に放出されるかどうかにある。これを5コンパートメントモデルによって模擬し、生物学的半減期について分析した。本研究の試算で得られた日本人および欧米人の生物学的半減期は、それぞれ39日、130日であり、実測値として知られているデータとよく一致する。本研究の結果は日本人の標準人(Reference Man)の値を考える上に有用な情報を提供するものである。

論文

放射性ヨウ化メチルの空気中における光吸収スペクトル

野口 宏; 松井 浩; 村田 幹生

日本原子力学会誌, 25(8), p.658 - 663, 1983/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

太陽光による放射性ヨウ化メチルの分解反応を明らかにするため、空気中における低濃度の放射性ヨウ化メチルの光吸収スペクトルを調べた。微量の放射性ヨウ化メチルと空気を封入した反応容器に、波長180nmから400nmの間の所定の波長の単色光を照射した。元素状ヨウ素の生成割合などをハイパックサンプラで測定し、吸収スペクトルを求めた。その結果、放射性ヨウ化メチルの吸収係数は、波長200nmと260nmにおいて極大値を、波長220nmにおいて極小値を有していること、波長が260nm以上になると吸収係数は急速に減少すること、さらに本実験結果は自然環境条件と異なった条件で行われた従来の実験結果とほぼ一致していることなどが明らかとなった。

論文

原子炉事故時の放射性希ガス雰囲気中からの有機ヨウ素の分離捕集

加藤 正平; 野口 宏; 村田 幹生; 今井 裕*; 松井 浩; 国分 守信

保健物理, 17, p.427 - 436, 1982/00

原子炉事故時のヨウ素モニタリングに用いられる吸着剤として要求される性質は、広範囲の捕集条件下においてヨウ素に対する捕集効率が高く、一方希ガスの吸着が少ないことである。このような吸着剤を見出すため、ヨウ素吸着剤である銀ゼオライト、銀アルミナ、銀シリカゲル、およびTEDA活性炭について、ヨウ化メチルとキセノンに対する捕集特性を調べた。その結果、捕集条件が面速19cm/sec、相対湿度20~90%、捕集時間5~60分間、層厚2cmにおいて、ヨウ化メチル捕集効率が97%以上、分離捕集比10$$^{5}$$以上となり優れた性質を有していることが明らかとなった。分離捕集比の小さい吸着剤に対しては、捕集後の清浄空気の通気によって分離捕集比を高められることが明らかとなった。

報告書

メイパックサンプラによるヨウ素種の定量的評価法

野口 宏; 村田 幹生; 土岡 吉喜*; 松井 浩; 国分 守信

JAERI-M 9408, 35 Pages, 1981/03

JAERI-M-9408.pdf:1.18MB

メイパックサンプラは、浮遊性の放射性ヨウ素の簡便な性状弁別装置として、広く用いられてきた。しかし、その定量的測定については多くの問題点が残されている。そこで、種々の放射性ヨウ素に対するメイパックサンプラの詳細な捕集特性を調べ、各ヨウ素種の存在割合を精度よく求めるための評価法を検討した。

論文

Release of radioiodine from UO$$_{2}$$ during reactor operation

中島 幹雄; 佐伯 正克; 荒殿 保幸; 立川 圓造

Int.J.Appl.Radiat.Isot., 32, p.397 - 402, 1981/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:45.64(Nuclear Science & Technology)

JRR-4に設置した実験装置を用い、原子炉運転中および停止時の放射性ヨウ素の放出挙動を調べた。250$$^{circ}$$Cにおける$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$I,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{5}$$Iおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{2}$$TeのUO$$_{2}$$ペレットからの放出率は8.3$$times$$10$$^{-}$$$$^{6}$$(R/B)であった。直接反跳放出が主な放出過程であった。UO$$_{2}$$ペレットから放出された核種は冷表面へプレートアウトした後、徐々に脱離し、実験装置外へ放出される。運転中の見掛の平均脱離速度は、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$I,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{3}$$Iおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{2}$$Teの壊変で生ずる$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{2}$$Iについて、有機形ヨウ素が(3.2$$pm$$0.7)$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$/時間、無機形ヨウ素が(2.2$$pm$$1.7)$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$/時間であった。停止時には有機形ヨウ素の脱離速度は$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iと$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{3}$$Iについて、平均(6.5$$pm$$1.2)$$times$$10$$^{-}$$$$^{5}$$/時間であったが、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{2}$$Iの値は約1桁大きかった。以上の実験値を基に、高放射線場での放射性有機ヨウ素の生成をラジカル反応機構により説明した。

論文

原子炉内水ループにおける人工欠陥燃料棒からのヨウ素-131の放出率

石渡 名澄

日本化学会誌, (6), p.1021 - 1026, 1981/00

UO$$_{2}$$ペレットからペレット外に、および燃料棒被覆管のピンホールからループ1次冷却水中に放出される$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iの量とその様相を追求するため、原子炉内水ループにおいて、人工的にピンホールを付けた燃料棒を用いてFP放出実験を行った。 人工的にピンホールを付けた燃料棒は、沸騰水型運転モードにおいて照射されたが、照射時間は21.2日であった。冷却水中の$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iの量は、試料採取後に化学分離してから$$gamma$$線スペクトロメトリーにより測定した。 照射終了時点において、人工的にピンホールを付けた燃料棒からループ1次冷却水中に放出された$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iの量は1.9Ciであった。照射期間を通して、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iの平均放出率は2.5$$mu$$Ci/sであった。

報告書

緊急時モニタリングにおける予測被曝線量評価法

南 賢太郎; 沼宮内 弼雄; 国分 守信; 吉田 芳和

JAERI-M 8966, 50 Pages, 1980/07

JAERI-M-8966.pdf:4.17MB

本報告は事故時における影響範囲の推定方法及び予測被爆線量評価を新しいモニタリング技術との関連でのべるものである。

論文

Experiences in monitoring airborne radioactive contamination in JAERI

池沢 芳夫; 岡本 利夫; 矢部 明

Proc.of 5th Int.Radiation Protection Association Congress, p.217 - 220, 1980/00

原研の種々の原子力施設において、放射性空気汚染に起因する内部被曝線量を評価し、その防止対策を立てることは極めて重要なことである。原研におけるホットセル,グローブボックス,$$^{9}$$$$^{9}$$Moを取扱うセル等の空気汚染モニタリングの経験から得られた結果を報告する。その結果の主なものは、(1)照射燃料切断時における$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{5}$$Sb,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs,$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ceの飛散率,(2)セル内の除染作業時に発生する放射性粒子の粒度分布,(3)床面に沈着したプルトニウムの再飛散係数,(4)試作したチャコールフィルタペーパーの有機ヨウ素に対する捕集効率,である。

論文

Relative reactivities of radioiodine released from U$$_{3}$$O$$_{8}$$ in oxygen and helium atmospheres toward propane

中島 幹雄; 立川 圓造

Journal of Nuclear Science and Technology, 15(11), p.849 - 855, 1978/00

 被引用回数:3

照射U$$_{3}$$O$$_{8}$$から放出される放射性ヨウ素の化学形は、He中でUIx、酸素中ではI$$_{2}$$である。これらの放射性ヨウ素と有機物との反応性を、酸素雰囲気および不活性雰囲気で調べた。反応温度は250~500$$^{circ}$$Cであり、反応種としてプロパンを選んだ。400$$^{circ}$$C以下では、UIxはI$$_{2}$$に比べて非常に高い反応性を示した。400$$^{circ}$$CいじょうではUIxはI$$_{2}$$とも同じ程度の反応性を示した。反応によって生成される有機ヨウ素は、CH$$_{3}$$IC$$_{2}$$H$$_{5}$$I,i-およびn-C$$_{3}$$H$$_{7}$$Iである。これらの相対収率は反応温度と雰囲気に依存する。有機ヨウ素の生成には、二つの反応が関与していると考えられる。ひとつはiodine-initiation reactionであり、反応温度が低い場合に相対的に重要な役割を果たす。他のひとつはradical-initiation reactionであり、反応温度の上昇とともに重要になってくる。

論文

Chemical identities of radioiodine released from U$$_{3}$$O$$_{8}$$ in oxygen and inert gas atmospheres

立川 圓造; 中島 幹雄

Int.J.Appl.Radiat.Isot., 28(4), p.417 - 423, 1977/04

 被引用回数:6

照射ずみU$$_{3}$$O$$_{8}$$を不活性ガス中で室温から1100$$^{circ}$$Cにまで加熱した際、放出される放射性ヨウ素は熱カラムクロマトで200~300$$^{circ}$$Cに吸着する(化学種A)。ヨウ素原子の最結合速度に関する検討の結果から、化学種Aは原子状ヨウ素ではなく、多分にウランマトリックスと結合したものと推定される。酸素との反応により容易にI$$_{2}$$は酸化される(Eact=6kal/mol)。 一方不活性ガス中での放出にともなう有機ヨウ素(主成分はCH$$_{3}$$I)はU$$_{3}$$O$$_{8}$$の近傍でラジカル反応により生成する。したがって酸素雰囲気では酸素のスカベンジャー効果のためその生成は抑制される。

論文

Selective collection of trace amounts of radioiodine in radioactive sodium aerosol utilizing arc-discharge technique

成冨 満夫; 村田 幹生; 吉田 芳和

Journal of Nuclear Science and Technology, 11(8), p.345 - 348, 1974/08

 被引用回数:0

従来の空気汚染モニタリング技術では困難である放射性ナトリウムエアロゾル中の放射性ヨウ素の検出、定量を容易にするため、アーク放電中で起るエアロゾルの分解とそれに続く化学反応を利用してナトリウムとヨウ素の分離捕集を試みた。この報告はその予備試験の結果について述べたものである。ナトリウムは100%の効率で繊維濾紙(HE-40濾紙)に捕集され、ヨウ素はその80~90%がナトリウムと分離して活性炭含浸濾紙(CP-7濾紙)に捕集される。さらにヨウ素の分離捕集効率はエアロゾルの発生および空気雰囲気の湿度条件にあまり影響されなく、非常に再現性がよい。また、アーク放電により生成される粒子状ナトリウム化合物とガス状ヨウ素はそれぞれX線回折とMay Packサンプラで定性的に分析し、分離捕集の機構について議論した。

論文

放射性ヨウ素のモニタリング

吉田 芳和; 成冨 満夫

保健物理, 9(4), p.233 - 241, 1974/04

本総説は、原研を始め緒外国において発表された論文を基にして、放射性浮遊ヨウ素のモニタリング技術に関して述べたものである。1)現場のモニタリングにおいて遭遇する浮遊ヨウ素の性状2)モニタリング用捕集材とその性能3)性能の改善法4)試料測定およびサンプリングを中心としたモニタリングの実際。さらに、軽水型発電炉および燃料再処理施設から排出される放射性ヨウ素の環境モニタリングにおける問題点について言及した。

論文

Method for suppressing formation of organic iodides by reaction of carrier-free iodine-131 in HNO$$_{3}$$ solutions

沼倉 研史*; 佐伯 正克; 立川 圓造

Journal of Nuclear Science and Technology, 10(12), p.762 - 764, 1973/12

無担体$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iを硝酸溶液中で加熱反応することにより、最大約10%の収率で放射性有機ヨウ素が生成する。放射性有機ヨウ素の生成量は反応温度に著しく依存し、56$$^{circ}$$Cでは0.1%以下の収率となる。硝酸を他の酸に変えることによっても生成量は減少し、特にHCl,HNO$$_{3}$$とHClの混酸およびHClO$$_{4}$$中では0.01%以下の収率となる。さらに$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{7}$$I担体を加えることにより、収率は減少し、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{1}$$Iの10$$^{4}$$倍の担体添加で無担体の場合の1/100となる。実際の応用に関し、反応温度および酸の変換は使用済燃料の溶解速度、反応容器の腐食等の点で問題があるが、担体の添加はこのような制約がない。

論文

Method for improving the collecting performance of iodine samplers under high relative humidity

成冨 満夫; 吉田 芳和; 福田 整司

Journal of Nuclear Science and Technology, 10(5), p.292 - 300, 1973/05

放射性浮遊ヨウ素のモニタリングに当って、その捕集材である活性炭濾紙およびカートリッジの捕集効率は、ヨウ素の化学的な性状、サンプリング時の雰囲気条件などに著しく影響される。実際のサンプリングではこれら条件が相互に影響しあって、再現性のある高い捕集効率を得ることが極めて困難である。ここでは、最も過酷な条件と考えられる湿度および性状の浮遊ヨウ素に対する活性炭捕集材の性能改善について、空気加熱法と沈着活性炭法とを比較した。空気加熱法はサンプリングする空気を70°~90$$^{circ}$$Cの範囲の温度に加熱して、活性炭への水蒸気吸着を除去することによりヨウ素の吸着を堅固にするものである。その結果、空気加熱法は沈着法より優れており、捕集性能に影響する種々の因子に対する捕集効率の依存性が一挙に解決され、かつ再現性のある高い捕集効率が得られることが分った。

論文

Performance of an Improved Air Sampler for Collecting Airborne Radioiodine

福田 整司; 成冨 満夫

Journal of Nuclear Science and Technology, 7(9), p.450 - 457, 1970/09

抄録なし

口頭

JAEA's modeling studies on radionuclides transport in the terrestrial environment

太田 雅和; 寺田 宏明; 小嵐 淳; 永井 晴康

no journal, , 

本発表では、原子力機構(JAEA)における陸面モデルの開発と、原子力施設(六ヶ所再処理施設など)周辺環境へのモデルの適用事例を報告する。特に、被ばく評価上あるいは陸域の汚染の観点から重要となる、$$^{14}$$Cと$$^{129}$$Iに着目する。JAEAでは、これまでに大気-植生-土壌系内の水およびCO$$_{2}$$の動きや交換を予測する陸面モデル(SOLVEG-II)を開発してきた。発表者らは、$$^{14}$$Cと$$^{129}$$Iの陸面での動きをモデル化し、SOLVEG-IIに組み込んだ。これにより、陸面での水やCO$$_{2}$$循環を考慮した、現実的な$$^{14}$$Cと$$^{129}$$I輸送を計算できるモデルを開発した。本モデルを六ヶ所再処理施設から放出された$$^{14}$$Cや$$^{129}$$Iの周辺環境中移行に適用することで、これらの核種による植生の汚染で重要となるプロセスの同定などが可能となった。発表では、トリチウムや放射性セシウムの移行などへのモデルの適用事例についても紹介する。

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